はじめに
初期消火に最適な消火器ですが
長所・短所はもちろんあります
不向きな消火はこちらでも
紹介していますが
消火剤が浸透しない為効果が薄い
無炎燃焼です
では向いている消火はどんな
火災でしょう？
それは油火災です
なぜ向いているのか
解説します
某大型商業施設で
警備員として
防災・防犯を
体系的に学んでいる
私が皆さんに
分かりやすく
防災・防犯を
お伝えしていく
ブログです
油火災では
水より消火器の方が
何故効果的なのか
理由を説明していきます
油火災って何？
油火災とは
その名の通り
油が燃える事です
油も様々な物があります
原油・灯油・食用油など
ありますが
共通点があります
それはよく燃え
消火しにくいと
言う事です
「燃える」って何？
燃えるのは科学的に言い換えると
酸化反応です
燃焼物と酸素が結びつくと
燃焼するんです
燃焼するには3つの条件があります
- 可燃物
- 酸素
- 温度
です
水で火が消えるのは
温度が低くて
酸化物
だからなんです
「温度」ってそうゆう事？
燃焼3条件の温度とは
火が付く温度を
表す「燃焼温度」をさします
油がよく燃えるのは
発火温度が低いからです
身の回りの物の発火温度は
木材 400℃〜460℃
アクリル 470℃〜530℃
ナイロン 490℃〜580℃
なんですが
油 360℃〜380℃
と身の回り物では低めな事
加温物がとセットな事が多い為
よく燃える事が非常に多いです
水は油火災の消火になぜ向かない
前記したとおり
水は
温度が低く
酸化物（H2O）で
身近に有る為
よく消火に用いられますが
油火災の消火には
向いていません
それは何故なのか？
「水蒸気爆発」が
関わってきます
水の蒸発温度は
約100℃です
油は前記の通り
発火温度は360℃
燃えている油に
水を掛けると
一瞬で蒸発します
水蒸気なると
体積は1000倍以上になります
大きくなる時に火が付いた油も
一緒に広がり
周辺に飛び散ります
どうやって消火するのがいい？
水は消火できないのが
お分かりいただけかと
思います
では何が向いているのか？
蓋を閉める
濡れた布をかける
など色々な物が言われていますが
一番シンプルなのは
消火器で消化する
これが最もシンプルで
確実な方法です
消火器の理屈
消火器の仕組みはシンプルで
レバーを握ると
ボンベ内の封印板が破られ
ガスがボンベ内に満たされます
レバーを握るとガスと消火剤が
噴霧されます
ガスの勢いと消火剤で
消火できます
シンプルだから何年も
動くんですね
おすすめの消火器
たくさんの種類がある
消火器ですが
オススメを紹介します
選定基準は
いざとなったら持ち運び安い3ｋｇ以下
油火災に適性がある
なるべくならオシャレなものがいい
これらを満たした物を紹介します
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おわりに
家庭にも消火器は必要です
特に大きな火災になりやすい
油火災は消火器での消火が最適です
家庭にも一本は置きましょう
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