火災の死亡者は1146人
年々減少傾向にあるとはいえ
平成30年の消防白書によると
火災による
死亡者数は1146人
負傷者数は6052人
となっており
1日に4人も死亡している
計算になります
皆さんは火災の死亡原因の1位は
何かご存知ですか?
「熱」ではありません
「窒息」だったんです
某大型商業施設で
警備員として
防災・防犯を体系的に
学んでいる
私が皆さんに分かりやすく
防災・防犯をお伝えするブログです
死亡原因1位は「逃げ遅れて窒息」
平成30年の消防白書によると
死亡原因の1位は逃げ遅れです
その中でも
逃げ切れずに火傷・窒息で死亡が
最も多く16.8%でした
こちらの記事でも触れているように
火災の勢いが強くなると
消防車が間に合わない事が多く
初期対応・初期消火が非常に大切です
この初期消火が
出来なかったらどうなるのでしょうか?
不安定な物質「一酸化炭素」
天ぷらを揚げていたいた
あなたは掛かってきた電話に
出てしまいました
話もはずんで30分ほど
目を離してしまいました
天ぷら油は火力にもよりますが
3分〜4分程度で180℃に
15分〜20分程度で発火点の360℃に
到達します
発火点に到達した天ぷら油は
すぐに天井に到達
消火器で消化できない大きさになります
あなたが気づいたときにはすでに遅く
煙が部屋中に蔓延している状態です
部屋の酸素は火災が原因で
ほとんどなくなり
燃焼不良をおこして
「一酸化炭素」が多くなります
一酸化炭素は不安定な物質で
吸い込むと肺の中の炭素と結びつき
二酸化炭素になります
肺の中の酸素がなくなる事で
窒息しあなたは気絶します
気絶している間に火災は延焼
炎にまかれてあなたは・・・
これが逃げ遅れによる
火傷・窒息するよくある
シナリオです
火災での死亡事故を防ぐ
一酸化炭素中毒の恐ろしさが
お分かりいただけたと思いますが
防ぐ方法はあるのでしょうか?
まずは火元から目を離さない
これが第一です
火災は起こさないようにします
もし火事が発生してしまったら
119番通報して初期消火を実施します
こちらで紹介しているように
すばやく様々な火災に対応するには
消火器がベストです
もし消火器で消化できないほど
大きな火事になってしまったら
避難しましょう
10分程度で消火器では消化できないほど
多いな炎になります
消せないと思ったら迷わず
避難しましょう
そして何より火を使う場合は
換気が大切です
換気をすれば
酸素が補充されるので
一酸化炭素が発生する可能性を
グッと減らせます
まとめ
火災での死亡原因は
一酸化炭素による窒息が
起因していることが多いです
火災を起こさない
初期消火を確実に実施
換気を怠らない
これらを守って
死亡リスクを減らしましょう
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