はじめに
平成30年の消防白書によると
家庭からの出火原因は
年間3700件でタバコが一番です
何故こんなにタバコが
原因での出火が多いのか?
効率的な消火方法を
解説していきます
(下記グラフは総務省消防省HPより引用)
このブログは
某大型商業施設で
警備員として
防災・防犯を体系的に
学んでいる
私が皆さんに防災・防犯を
分かりやすく
お伝えしていきます
初期消火では
無敵と思われている
消火器ですが
タバコで起こりやすい
「無炎燃焼」という
火災は消火器も完全に
鎮火できないんです
家庭の出火原因はタバコが多い
皆さんは喫煙者ですか?
令和元年の調査では
30代〜50代では35%程度いて
喫煙者は全体で1400万人いると
言われています
私も20代の頃は喫煙者でした
5年間ほど喫煙していましたが
その中で
タバコの消し忘れや
火種が散ったりしたのが原因で
ボヤも起こした事があります
実際タバコ火災がどのような原因で
起こるか確認します
川崎市消防局のホームページによると
タバコによる出火の原因は
主に2つあるようです
タバコの出火原因①消火未確認
1つ目の原因は
捨てた時に出火です
ポイ捨てしたタバコが枯れ葉に引火
火の付いたタバコをゴミ箱に捨てて出火
などです
これらの多くは
タバコが消火しているのを
確実に確認していれば防げる事です
喫煙者なら分かると思いますが
タバコの火を消すのは
案外大変です
タバコの火を消す道具を使う
時間を置いて捨てる
これらを徹底して習慣化しましょう
タバコの出火原因②火種の落下
2つ目の原因は
火花・火種が落ちる
事です
室内で歩きタバコをして火種が落下
そのまま外出して出火
灰皿に置いてあったタバコが
灰皿の外に落下して出火
これの原因は
タバコから目を離している事です
火の付いたタバコから目を離したり
火種から目を離したり
する事で初めは小さい火でも
放置することで大きくなってから
発見されて手遅れな事が多くなって
しまいます
タバコを吸う場所を決める
決めた場所は燃えにくい物で固める
灰皿周りは特に注意
歩きタバコは論外です
タバコ出火は「無炎燃焼」が起こる
タバコの出火でよく起こるのが
「無炎燃焼」です
無炎燃焼とは
その名の通り火が出ない火災です
タバコの火種が布団や畳に落下して
くすぶって燃え広がる事です
火が出ないので見た目では
気づきにくく
気が付いた時には
大きな火災になっている事が
多く注意ししなければいけません
消火器は無炎燃焼には無力
無炎燃焼の消火には
消火器は不向きです
何故かというと
布団や畳の奥で燃えている
火元まで消火剤が届かないからです
表面の火が消えて消火されたように
見えても奥では火種が残っており
再度火災につながるケースが多いので
注意です
布団や畳など奥の方で
燃焼している物は
消火器で一時消火をして
水で再度火元を濡らして
鎮火するのがベストです
おわりに
歩きタバコ・ポイ捨ては
防災の面でも絶対ダメです
適切な場所で
適切な消火を
心がけましょう
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